旅行に持っていく物、旅行で気づいた事

旅行に持っていく物、旅行で気づいた事

皆様、遅れましたが、明けましておめでとうございます。皆様は、お正月休みはどうやって過ごされましたか?私はちょっとした家の事情で、一人だけで旅行に行ってきました。一人旅は本当に久しぶりです。

行った先は山陽地方でした。山陽地方は、日本庭園の源流と言われる古代の庭園が残ってるし、また古代遺跡も多いので、気になっていたのです。

そこで、こんな石組みを見たり、



あとはこんな古墳を見たりしてきました。



古墳は、実際に見に行くと、ただの丘にしか見えなくて興醒めすることが多いのですが、最近はけっこう、リノベーション(?)されている古墳があって、創建時の姿が彷彿させられ、とても面白いです。

さて、旅行の際に私がいつも持っていく物があるので、いくつかご紹介したいです。
まずは、こんな小さな双眼鏡ですね。



バードウオッチング用の双眼鏡です。古墳の頂上から辺りを見渡すのにも重宝しましたし、そもそも遺跡は、山の中にあることも多く、そんな時は、こんな双眼鏡があれば、バードウオッチングもできるので、まさに一石二鳥なのです!東京ではみられないような鳥が、ごく普通に飛んでいるので感動します。

あとは小さなスケッチ用具も役に立ちます。ちよっとした時間つぶしに最適なのです。

地方では、電車を一本やり過ごすと、次の電車まで1時間、といったことがありますよね。そんな時に、イライラして待つよりは、「スケッチする時間ができた」と思うようにすると、俄然気持ちが上がってきます。

 



実際、上のスケッチは、私が間違えた駅で電車を降りてしまった時に、駅から素敵な建築が見えて、「それならスケッチでもするか」と描いたものです。なかなか気持ちの良い時間を過ごすことができました。

最後にご紹介したい、旅の必携アイテムは、「読みたいのだけれど、難しそうで、手をつけるのを躊躇っている本」です。電車の中などで退屈すると、何か読みたくなりますよね。そんな時、目の前にただ一冊の本しかなければ、否が応でも、それに手をつけますからね!
それで私は旅行には、面白い本でなく、難しい本をただ一冊だけ持っていくことにしています。



この旅でも、電車に乗っている時にちょっとした勉強ができました

実は、この旅行で勉強になったことはもう一つあって、それは、「お父さんが1人で旅行に出ても、家族は全然かまわないし、むしろそれが歓迎される」という事実を知ったことです⁈
 子供が小さい時は、お父さんが1人だけでどこかに遊びに行くなんて許されない、という雰囲気が、どこのお宅でもあると思います。私もそんな気持ちをひきずっていました。けれども、子供達が成長すると、そもそも一緒に行動することはなくなってきますし、もっと言うと、口うるさいお父さんが家にいないほうが、返って家族はホッとできるのかもしれませんね?

ということで、私は家族の中の自分の立ち位置(?)を知ったのですが、考えてみると、この感想は、うつ病の方が会社を休職した時の感想に似ていますね。
うつ病の方は「自分が会社を休んだら、この会社は立ち行かないから休めない」と思っておられることがあります。けれどもいったん会社を休んでみると、日本の会社組織はしっかりしているので、自分がいなくても会社は滞りなく回ってしまうのですよね。
それで、うつ病の方は、愕然としてガッカリしてしまうことがあるのですが、しかし、それが1つの契機となって、それまでの完璧主義や過度の自責感が修正され、柔軟性を増して、再発がないような人格に変わっていくことがあります。

かく言う私も、灯台下暗しというやつで、妙な自責感があり、1人で遊びに行ったりしてはいけないと思っていたのですね。それが痛いほど分かったので、これからはちょっと肩の力を抜いて、時々気ままな一人旅をしてみようかと思い至りました