睡眠薬のやめ方について

睡眠薬のやめ方について

このたびの台風19号により被害を受けられた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。 

今年は本当に、様々な災害が日本中を襲いました。それでも、このところ、ようやく清々しい秋晴れの、穏やかな日も増えてきましたね。


秋晴れの日に散歩していると、私など、今でも時々CMなどで使われる、ギルバート・オサリヴァンの、「アローン・アゲイン」なんかを口ずさみたくなります(若い方は全然ご存知ないと思いますが、昔はとても良いポップミュージックがあったのです)。


   皆様も、こういった穏やかな秋の日は、調子が少し良いのを感じられるのではないでしょうか。このブログでも毎年述べていますが、古来、「柿が赤くなると、医者が青くなる」と言われています。つまり、秋は多くの病気が自然に治って患者さんが減るので、医者が(経営不振になって)顔が青くなる」ということを言っているわけですね。




皆さまにおかれましては、医者を潰すくらいお元気になっていただきたいものです。

さて、こういった季節は、睡眠もよく取れるのではないでしょうか?  今は、睡眠薬をやめる、あるいは減らすチャンスかもしれません。
いきなりやめることに抵抗がある方は、より安全な弱い睡眠薬に置き換える、という方策はいかがでしょう?
今使われている睡眠薬の中では、おそらくベルソムラという薬がもっとも安全です。急激に眠くなるわけでもないので、就床の1〜2時間前に服用することも可能です。
そこで、「今飲まれている処方に、いったんベルソムラを加える」という作戦があります。まず、ベルソムラを飲んでみて、そのまま眠れればそれでよし、たまたま寝付かれない日だけ、それまでお飲みの睡眠薬を頓用で付け加える…といったことを続けていると、だんだんそれまでの強い睡眠薬を減らしていくことが可能かもしれません。

今十分安定していて、薬を減らしていきたい、とご希望の方には、ぜひこの方法をお勧めいたします