箱庭療法の大家にお会いしました

箱庭療法の大家にお会いしました

先日、兼ねてからの念願であった、箱庭療法をご専門としておられる大住誠先生にお会いしました。



手前味噌になりますが、私は森田療法と箱庭療法という2つの精神療法をそこそこやっている者でして、そういう医者はあまりいないと自負しております
(さらには脳波もかじっているので、たまに知り合いの先生から、「心理療法と脳波異常の両方がわかる先生は三宅しか思いつかなくて…」などと言われて患者さんを紹介されたりします)。

 しかし、私など足元にも及つかない専門家がいらっしゃいます。それが神奈川県海老名市で開業されているカウンセラーの大住誠先生です。先生は、前述の2つの学派の、それぞれ最高峰の権威の先生に学び、自らも森田療法の学術雑誌にも箱庭療法の学術雑誌にも幾多の論文を載せられています。さらには、立派なご著書も多数出されています。



最近では、瞑想と箱庭療法とを組み合わせた独自の施行法を編み出され、多くの方の治療に役立たせておられるようです。

先生とは不思議なご縁かあって、そもそも私の箱庭療法の恩師のお知り合いであり、また、たまたま、私が趣味上で知り合った精神科の先生と懇意にされています。さらにはなんと、私の姉の嫁ぎ先から歩いていける距離のところにご開業されていて、驚かされました。

お会いしてみると、大住先生は、ご著書から受ける印象とはまた違う、たいへんソフトな印象の先生で、とても包容力のある方のようにお見受けしました。


お話しを伺ってみると、大住先生の箱庭療法の施行法と、当院での施行法(それもやや独特なものです)との間に、ある程度、共通点があることもわかり、驚かされました。
今後も、親しくお付き合いさせていただこうと思っておりますので、さらにディスカッションさせていただき、箱庭療法に対する自分の理解がより深まれば、またこのブログでもご報告したいと考えています。