挿木について

挿木について

また緊急事態宣言が出てしまいましたね。皆さま、ゴールデンウィークはどう過ごされましたか?
最近、休日の過ごし方には悩まされますよね。私はこんなふうに、ゴムの木の『挿木』をして過ごしました。


ゴムの木はとても強いので、伸びた枝を切って適当に土に挿すだけで根付き、丈夫に育っていきます。おかげで我が家はゴムの木の鉢植えで溢れかえっています。作業していると、こういう風に愛犬が邪魔をしに来るのですが、それもまた楽しいものです。

今後、皆さまも、ご自宅に何か植物があれば、こんなふうに挿木を楽しんでみるのはいかがでしょう?

 ところで挿木といえば、神経症(現在の不安症のこと)の治療法である森田療法の創始者、森田正馬先生が面白いことを述べています。「神経質な方が挿木をすると、『もう根付いたか?』と気にして毎日引っ張ってみたりするので、ちっとも根付かない」というのです。これは、「不安や心配なことがあっても神経質にそれをいじくりまわさず、じっくりと構えて、様子を見る方がいい」ということを比喩的に述べているのですよね。

 森田先生は、植物に関連させて、他にもいろいろと例えを述べています。例えば「神経質な方は、鉢植えに水をやるにしても、必ず決められた通りにやろうとするので、雨の日にも水をやるようなことが起こり、結局は枯らせてしまう。適切な水やりというのは、季節や天気などを考慮して、臨機応変にしなくてはならないものなのに…」と言っています。これは、挿木の例えのような「神経質に(要らぬ)気を遣ってしまう」ことより、「臨機応変に(必要な)気を配っていく」ことがはるかに大切だということを述べているのだと思います。

 難しい話はさておき、あれこれと植物の世話をするのは楽しいものです。あと、もちろん動物がそばにいるのも良いものです。コロナ禍で、寂しさからかペットを飼うお宅がとても増えているようです。しかし、飼いきれない場合もあるようで、問題にもなっていますね。

 犬はそれなりに手間がかかりますから、メダカなどはいかがでしょう?
 先日、当院のベランダのメダカの鉢を綺麗にしたのですが、今、その中をメダカ達が元気に泳ぎ回っています。


メダカは、それほど手間がかからず、その割には心を和ませてくれるのでオススメです!
皆様も今後、メダカの飼育を始められるのはいかがでしょう?