テレビ放映のまとめです-飯田橋メンタルクリニックブログ

テレビ放映のまとめです

前のブログでお伝えしたように、先日テレビで取材を受けたのですが、それが、10月に放映されました。


私は本当に緊張してしどろもどろなのですが、テレビのディレクターがうまくつなぎ合わせて、良くまとまった内容にしてくれました
(番組のDVDをもらえたので、近日中にクリニック内でも見ていただけるようにします)。


テレビの中で私が話した内容をここでまとめさせていただくと、


①不安感は、あって当然な自然なもので、打ち消す必要はない。不安があって辛いけれども、不安がありながらでもできる行動をみつけてやっていくべき。

②人生、良いこともあれば悪いこともあるのが当たり前。悪いことに着目していくより、良いことを数え上げていくような生活態度にしたほうが、人は元気になるし、そうすると不思議と良いことが増えていくもの。

③(不安症の方は)いつも動いている生活を心がけたほうが良い。立ち止まってあれこれ考えていくより、行動したほうが、心が動いて治ってゆく。それに、不安なこともどんどんやっていくと、結局は慣れが生じて、不安が減っていくもの。

という3点でした。


テレビなので、「〜療法」という言葉は使いませんでしたが、結局ほとんど森田療法の考え方のご紹介です。当院にはいらしている方にとっては、あまりに私が何度も言うので、「耳にタコができる」くらいかもしれませんが…。

ただ、②のことについては、森田学派でなくても、いろいろな先生が述べています。例えば高名な中井久夫先生も、「患者さんは、医者に来る時は、その間の悪かったことを報告すべきだと考えがちであって、そうすると、悪かったことを探して数え上げていくような生活になるので、(注意が悪いことに集中してしまうので)なかなか良くなれない」といったことをおっしゃっています。
 私も常常そう感じており、診察の折には、しばしば、「最近良かったことは何ですか?」とお尋ねしています。これは、暗に「生活の中で良かったことに着目するような生活態度にしてくださいね」というメッセージをお送りしているわけです。


さて、③の点も、多くの森田療法家が、大事だと考えていることです。私自身も森田療法に出会った時に、この言葉に打たれ、それ以降、「いつも何かしている生活」を心がけています!
テレビにも映っているように、ベランダでは、盆栽その他植物を育て、


スケッチなどを描き(番組中にはテロップもなかったのですが、診察室の絵は、私が描いた絵なんですよねー)、ヘタの横好きでサックも習ってます。

このように、いつも動いている生活を心がけるようにしてから私自身、とても健康的になったと感じております。
皆様にも、ぜひそういった生活をおススメしたいです!
(ただし、あくまでも、これは「不安症」や「強迫症」、あるいは、もっと軽い病態の方への、おススメの生活です。
うつ病の方の治療には安静が絶対必要ですし、双極性障害の方は、ハイな時に自分を抑えることが大切です。ご自分がもっと動くべきか、もっと休むべきかは、個別の判断が必要ですので、ぜひ私を含め治療者にご相談いただけると良いと思います)