サックスと健康について

サックスと健康について

何度か、このブログでも書かせていただいておりますが、私は下手の横好きでアルトサックスをやっています。その先生(金子翼先生です)がこの度、CDを出されることになりました!


先生は元々音大でクラシックを学ばれ今はジャズを中心にやられているという方で、このCDでは、ガチガチのジャズという感じではない、ソフト&メローな(古い言い方ですよねー)素晴らしい音楽を楽しむことができます。私は、どこかフランスの近現代の作曲家(ミヨーとかプーランクとか…)の音楽と似ているように感じました。

フランスの近現代の音楽って、普段クラシックばかり聴いている方がジャズっぽいのを聞きたいな、と思った時にも良いし、逆に普段ジャズを聴いている方がクラシックを聞いてみたいなという時の入り口としても最適ですよね。
そのフランスの近現代の作曲家で、今回発売される先生の音楽に似たニュアンスがあると感じたのがこんなCDです。ケクランの作品です。


サックスの音って、それだけでも癒しを感じられると思いますので、ぜひ一度聞いてみられることをオススメします。

ところで、サックスは音も癒し効果があると思うのですが、実は吹いているほうも健康的になってくる気がします。それはおそらく自然に複式呼吸になっているからだと考えられます。複式呼吸が心身ともに良い影響があることは知られていますが、それにはいろいろな理由があるようです。新鮮な酸素をたくさん取り入れられる、ということはもちろんですが、それだけではありません。深呼吸には横隔膜という部分を使います(膜という名前ですが、実は筋肉です)。そして、実は横隔膜の周囲には自律神経の一つである副交感神経がたくさん集まっているのです。循環器がご専門の坂田隆夫先生は、ご著書で、「呼吸で横隔膜をしっかり動かすことで、副交感神経神経が優位になり(これはちよっと難しいですね。このストレス社会では、交感神経の働きが優位になりすぎて、自律神経のバランスが崩れてしまいがちなのです)、ストレスで乱れた自律神経のバランスを整えることができます、と述べておられます。先生は、(これもストレスの影響が強いと言われている)不整脈を良くするために、腹式呼吸を応用したこのような健康法を勧めています。

古来、ヨガが健康に良いことは知られていますが、それも深い呼吸をして、十分横隔膜を動かすことがその一因なのかもしれませんね
皆さま、そういった特別な健康法ができないとしても、普段から腹式呼吸を心がけることをお勧めします。坂田先生によれば、「不整脈のある人は概して体が硬く、呼吸の浅い人が目立つ」とのことです。思い当たる方はいらっしやいませんか?


ところで最初の話に戻りますが、金子先生はライブもやられます。



興味のある方はぜひ足をお運びください!