あっという間に桜が満開になりましたね!

あっという間に桜が満開になりましたね!
当院の近くの、外堀沿いの桜は今年も見事です。
皆さまにも、ぜひ来院の際には、外堀の土手の上の遊歩道を歩いてみることをお勧めします。
間近の桜と、堀に影を落とす対岸の桜を同時に眺めることができます。







さて、お花見のついでに、史跡を見てみられるのはいかがでしょう?
その土手からすぐ近くに、与謝野晶子の旧居跡があるのです。
あまり短歌には詳しくない私でも、この人の歌は知っています。



例えば、
「やは肌の あつき血汐にふれも見でさびしからずや 道を説く君」
「その子二十 櫛にながるる黒髪のおごりの春の うつくしきかな」
ですからね…。



なんだか若くてエネルギッシュで、自信に満ちた女性が目に浮かぶようですね。
こんな女性がそばにいると、男性はタジタジとなりそうです。
実際、夫の与謝野鉄幹は、だんだんと元気がなくなり、売れなくなってしまったみたいですし。
そういえば、与謝野晶子とかなり親密だったらしい有島武郎も、後に深刻なスランプに陥ったようです(与謝野晶子のせいではないのでしようけどね)。

ところで、話は転々としますが、有島武郎の「ある女」という小説をご存知でしょうか。
精神医学的にも興味のある、ある種典型的な女性像を描いた傑作です。
私は、若い精神科医や、カウンセラーの方には、「下手な症例報告を読むより、この本を読むほうがはるかに勉強になりますよー」としばしば薦めています。
もちろん文学として読んでも、グイグイと引き込まれる魅力があります。
日本のちょっと古い小説が好きな方には、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

有島武郎の旧宅跡も、すぐ近くです。お花見のついでに、飯田橋界隈の文学散歩を楽しむ、というのも楽しいかもしれませんね。

投稿日:2018年3月27日|カテゴリ:ブログ