当院のベランダのつるバラが咲いています。

当院のベランダのつるバラが咲いています。

当院のベランダのつるバラが咲いています。

つるバラ

つるバラ

当院のベランダのつるバラが咲いています。ある方から頂いた鉢の金属の縁に、ツルを巻きつけるようにしたら、綺麗に咲いてくれました。バラは真っ直ぐに伸びたままの枝からは1つしか花が咲きませんが、横に倒すように枝を誘引すると、たくさん花を付けてくれます。そういうちょっとした工夫がうまくいくととても楽しいです。

私はちょっとした空き時間があると、植物など、つい目についた物に手を伸ばして、アレコレと世話をするようにしています。
自宅でもそうです。休日にボーッとしていることはなく、掃除したり、ベットの世話をしたり、植物の世話をしたり、ちょっとだけ勉強したりしています。いつも動いているようにしているのです。

こういった生活態度は、森田療法を学んだ時からです。森田療法では、「いつも動いている生活」を尊びます。森田先生自身も、「家に帰ると、着替えもそこそこに、庭の植木の枝ぶりが気になると、庭に下りて手入れをし、また何かが気になるとそれに手を出す…」という自分の生活ぶりをある文章で描写し、そういった生活が、(特に不安障害の方には)健康的だと述べています。
人間、じっとしていて、何もしないでいるとらどうしてもアレコレと考え込んでしまい、どんどん不安が強くなっていきます。

一方、いつも動いている生活にすると、例え悩みがあったとしても、自然と心から流れ去っていくこともあります。
そればかりか、いつも動いていると、目の前に自然と何かの成果が現れてきて、ちょっとした満足感さえ得られるようになります。
立ち止まっているのと、いつも動いているのと、どちらが健康に良いか、一目瞭然ですよね。

皆様も、何かの悩みにとらわれたときこそ、何でもいいから動いてみましょう。何でもいいのです。周りを見回して、何か気になるものを見つけ、それを正すように手を出してみましょう。森田先生も、『何かが、感じが悪いと感じるとき、そこに仕事が生じる。その仕事に、サッと手を出していきなさい」というようなことを述べています。