院長
三宅 永
(みやけ ひさし)

当院では、精神療法やカウンセリングに積極的に取り組んでおります。しかし、精神療法やカウンセリングが万能と考えているわけではありません。あくまでも、現代の精神医療の中心は薬物療法と考えております。
現代でも、「精神科の薬はよくない物」とお考えになったり、「薬は飲みたくない」と希望される方は多いと思います。しかし、その代わりに、本来なら精神科で治療すべき病気であるのに、内科などの身体科や、鍼灸などの代替療法に長年かかり続けていられるとしたら、それはいかがなものでしょう。現代の進んだ医学の恩恵を受けないのは得策ではないでしょう。長年お悩みだった体調不良や原因不明の痛みが、抗うつ薬などを飲んで、良くなることもあります。一度、薬物療法を試してみることは無駄ではないでしょう。
とはいえ、薬物療法にも、もちろん限界はあります。十分な薬物療法を試みたあとに、薬物療法の限界を補う目的で、その他の治療法が試されることは意味があると思います。例えば薬物療法と認知行動療法とを併用した場合に、より高い治療効果をあげることが知られています。その他の精神療法やカウンセリングも、薬物療法と併用した場合に、より効果を発揮することも多いと思います。
当院では、治療初期には、薬物療法を中心に行い、ある程度薬物療法を行ったあとに、精神療法やカウンセリングを併用することが、効果的と考えております。
さらに、一旦改善したあとのフォローアップの時期にも、精神療法やカウンセリングをお受けになることは意味があると思います。現代の精神医療では、改善した後も、しばらくの間、再発予防のために服薬を続けることが望ましいとされています。
改善した後に、ただ薬を飲み続けるだけでなく、精神療法やカウンセリングをお受けになり、改善度や健康度を、さらに高めておくことは、その後の人生をさらに有意義にするためには意味があること、とも考えております。

略歴

  • 金沢大学医学部卒業
  • 慈恵医大精神科入局
  • 国立療養所静岡東病院(てんかんセンター)および京都大学臨床心理学教室にて研修
  • 慈恵医大精神科外来および脳波室に勤務
  • 慈恵医大第三病院にて講師。森田療法室に勤務
  • 飯田橋メンタルクリニックを開設

資格

  • 医学博士 精神保健指定医
  • 臨床心理士

学会

  • 日本森田療法学会
  • 日本箱庭療法学会
  • 日本心理臨床学会